サマータイム ナンパ記録

over30からナンパを始めたサマータイムのブログです。ナンパに関することを書いていきます。

祭と出張とサマータイムと

『積極的だけど、真面目なんだね』


彼女の口から出た言葉を聞いて、自分の負けを感じた

















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梅雨が明けて、夏の訪れを感じる某日某場所

サマータイムはネトアポの為にここに立っていた

偶然にもアポの日は祭が行われていて、いつもより町が賑わっている






待ち合わせ場所で会った女性は写真よりブス…

いわゆる写真詐欺だ


会った瞬間に帰りたかったが、非モテゆえに居酒屋に連れて行ってしまう

居酒屋を出て機械的にルーティンを使い

手を繋いでいた



ただ、居酒屋での会話を思い出すとイライラが蘇る

『私、会った人には100%リピートされるんだけど、私が2回目に会いたいと思える人がいないんですよ』



だから結婚出来ないんだよ!と思ったのは覚えているが、なんて返したかまでは覚えていない





祭ムード一色の町を歩きながら考える


隣を歩く相手は間違いなくC級である

ギリギリ過食範囲ではあるが、アラサーだし無駄に固いので崩せる可能性は低いし、大いに勘違いしている






…ふと周りを見渡せば、祭だからかいつもより女性も多い




「合流出来るクラスタもいるし、ストしたいな…」



チキってホテル打診せずに駅まで搬送して解散する








この選択が結果的に今回の物語につながる






C級を見送った後、人混みから少し外れて、Twitterクラスタに合流申請を出す





流れていく人を無意識に眺めていると、ふと1人の女の子に視線が止まった






スーツ姿の彼女はポニーテールにした後ろ髪を揺らしながら俺の目の前を通り過ぎた






Twitterを確認するもまだDMが返ってきていない


クラスタも連れ出してる可能性あるし…

合流する前にエンジンかけとこうかな…







やや遠くに行ってしまっていたが、追いついて声を掛ける



「こんばんは」


いつものオープナーだったが、オープンして会話を進めることが出来た

『今まで何をしていた』、『これから何をする予定か』を聞き出し、出張で東京に来ていることがわかった


もちろん聞いた質問と同じ内容の自己開示をしている





飲み打診をするが、嫌そうな感じはないものの、やはり不審感が強いのかあと一歩のところでOKがでない…

こういう時は連れ出し先を明確にすればOKになることがあるのを経験から知っていた




「あそこの店で30分だけ!チェーン店だし、ここから見える距離だから、それぐらいの寄り道なら大丈夫でしょ?」





「うーん…それならいいですよ!でも、1杯飲んだら帰りますからね」





連れ出しに成功する






連れ出し先は初めて来る店だった

平日なのにそこそこ混んでおり、ガヤガヤしている


対面席に通され、席に座るが隣との距離が近い



苦手な感じの店をチョイスしてしまった…







お互いご飯は食べていたので、飲み物だけ注文した




Twitterを確認すると、合流申請を出したクラスタから『ぜひ!〜にいます』と返信が来ていた

申し訳ない気持ちで「すみません、連れ出しました」と返す





すみませんでした…
しかし、頭の中はスーツ即!でいっぱい









彼女は新社会人で明太子から来ていた


共通点も見つかり共感トークが進む



恋愛トークで彼氏がいないことを確認し、社会人の先輩として、アドバイス目線でトークをする


ここでナンパに対する肯定トークと積極アピールを入れておいた





最初は不審感があり、あまり積極的に話してくれる感じではなかったが、今は少し前のめりな姿勢に変わっているし、自分からどんどん話している

IoIも感じたし、1杯目の飲み物も終わりに近い

所要時間は40分程度



割り勘ルーティンを使おうと思ったが、お通しと飲み物1杯ずつなので、合計千円ちょいだから全部奢った




「まだ時間あるよね?カラオケでも行こっか」


『カラオケですか?んー…個室かー。変なことしないなら行きます笑』


「変なことってなに?笑 キスとかハグくらいだよ」


『それなら行きません!帰ります笑』


「本当に帰るの?」

足のつま先はこちらを向いているし、何より帰る素振りが見られない


『まだ帰りたくないので、変なことしないって言ってください笑』


これはいわゆるクソテストだろうか?












頭の中で考えた選択肢は2つ





①このままの姿勢でいく

②一旦変なことはしないと受け入れてカラオケに行ってギラつく










「俺は積極的にいきたいし、キスやハグをしない自信はない」


①を選択した






『えーー…』


と迷う素振りを見せる




10分程攻防を繰り返したが、個室はダメで折衷案で散歩となった




祭りが終わり、人もまばらになった町を知り合って1時間程度の男女が隣合って歩いて行く



隣を歩く彼女を見ると胸の前に両手でカバンをもっている




「手繋ぐの好きだから手繋いでいい?」



『え?手汗かくからイヤです』


サマータイム側の手がカバンから離れて、フリーになる



え?これって、手繋いでいいよ!ってことでしょ?

わかりにくい…



「はいはい。じゃぁ、軽くお手だけしてみよっか」


チョン



軽く乗せられたので、恋人繋ぎに持っていく


…確かに手汗かいてる





『手汗かいてるから恥ずかしい』



「まぁ…俺は気にしないよ」



…手を振りほどかれました



「じゃぁ、代わりにこうするね」


彼女の肩に手を回し、肩を抱いたまま2人で歩く




そろそろクロージングしないと終電に間に合わなくなる




そんなことを考えていると、彼女からある一言が告げられる











『積極的だけど、真面目なんだね』












その言葉はきっと良い意味で言われたわけではないだろう









彼女は就職で地元から離れている


同期も明太子にはいないようだ


彼氏と別れてから出会いも少ないらしい


加えて…


出張で東京に来ているという非日常感














彼女は期待していたのではないだろうか





今日のナンパという非日常の出会いに


もう会うことがないからという限定感に


そして










上手くリードしてくれる男を



















『積極的だけど、真面目なんだね(ナンパしてくるからもっとチャラいのを期待して付いてきたのに)』



実はこう言いたかったのではないだろうか










何も答えられずにいると






『やっぱりカラオケに行きたいな』



彼女が見上げながら言ってくる




「今からだと終電もあるから、1時間もいれないよ」



『終電乗れなかったら、私の部屋で寝ていいよ。ベッド2つあるし、お風呂も入れるよ』







彼女にこんなことを言わせてしまった自分がダメだと思った



おそらく居酒屋を出るぐらいのタイミングで俺と朝までいてもいいと思ってくれていた



それに気付くことが出来ずに打診を引き延ばした結果がこの情けない状況である





既婚者にとって、朝帰りは許されない


終電を死守することはマストである



時間が足りない…





もっと早く打診していれば


あの時カラオケに行っていれば


終電を死守しなくても良かったら





結果を変えるであろう分岐点はいくつかあった



その選択を誤らなければ即ることは出来ただろう







情けないがLINE交換を打診する





「明日も仕事があるし、今日は帰るよ。また東京来るかもだし、ここまで仲良くなったんだからLINE交換しよ」



『LINEはイヤ。東京も半年に1回来るかどうかだからたぶん会うことはないよ』



「そっか…じゃぁ、これでバイバイだね」



『LINEはダメだけど、カカオならいいよ』


「カカオやってないんだよね」


『じゃぁ、ダメだね…今日はありがとう。ホテルまで送ってくれる?』


「いいよ」














そして


















ホテル前で何事もなく解散した











祭が終わった町を駅まで歩きながら自分の未熟さを思い知った







【反省点】
・行動と言葉が合っていなかったので、なかなか攻めることが出来なかった
帰ると言ったとき、ハンドテストをしたとき、彼女は言葉と行動がチグハグだった。自分が気付いてないだけで、他にもあったのだろう…。言葉よりも行動で判断する
・ゴールを明確にする
即を狙うならもっと時間を意識しなければならなかった。その為には嫌われることを恐れずにホテル打診する勇気が必要。出張で来ていた為、準即は考えていなかったから、1軒目を出たタイミングで打診する必要があった。





ゴールを明確にしないと中途半端になってしまうことがわかった
そして、その中途半端な意思は態度に出て女性に勘付かれる




以下のことを意識して直すことにする

・先延ばしにしない(IoIが足りなくても時間配分により機械的に打診)
・アクセルを踏み込むと決めたら躊躇しない